angular-cli
ではng build
にてdevelop
用、ng build --prod
にてproduction
用のビルドが可能です。
今回は更に、独自で定義したstaging
用のビルド処理を行えるように拡張します。
目次
ステージング環境用設定ファイルenvironment.stg.ts
を作成
angular-cli
にて作成されたプロジェクトのsrc/environments/
ディレクトリ内に、ステージング環境用の設定ファイルを追加します。
例)
src/environments/environment.stg.ts
export const environment = {
production: false,
staging: true
};
angular.json
を修正
プロジェクトのルートに配置されているangular.json
を修正します。
{APP_NAME}.architect.build.configurations
にstg
を追加
"configurations": {
"production": {
...
},
"stg": {
"fileReplacements": [
{
"replace": "src/environments/environment.ts",
"with": "src/environments/environment.stg.ts"
}
],
"optimization": true,
"outputHashing": "all",
"sourceMap": false,
"extractCss": true,
"namedChunks": false,
"aot": true,
"extractLicenses": true,
"vendorChunk": false,
"buildOptimizer": true
}
}
production
の項目に続けて、stg
の項目を追加します。
各オプションの有効化、無効化はproduction
環境の設定を参考に適宜切り替えて下さい。
{APP_NAME}.architect.serve.configurationsに
stg`を追加
"configurations": {
"production": {
...
},
"stg": {
"browserTarget": "your-app-name:build:stg"
}
}
production
の項目に続けて、stg
の項目を追加します。
ビルドを実行する
独自で定義したstg
用設定を有効化してビルドを行う場合、下記コマンドを実行します。
ng build -c stg
またstg
用設定を用いてserve
コマンド実行したい場合、下記コマンドを実行すればOKです。
ng serve -c stg